日頃の生活をチェックしてみよう!適応障害のタイプについて

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専門医で行う治療方法

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ストレス社会の文明病

精神疾患の一つである適応障害は、ストレスの多い現代社会において誰にでも起こりうる文明病ともいわれています。適応障害では、身体にさまざまな不調が起きたり、精神的に不安定になったりしますが、原因となっている特定のストレス因子がはっきりしていること、ストレス因子の反応に対して3カ月以内にすばやく不調が起きていること、ストレス因子が消えてしまうと半年以内に不調が消えることなどが大きな特徴です。適応障害で現れる症状は、不眠、頭痛、動悸、手足のしびれ、吐き気、腹痛など多岐にわたります。また、不安、イライラ、怒りっぽくなる、記憶力や注意力の低下、うつ症状など、精神面の症状を訴える場合も多く、症状の種類も重さも一人一人異なります。そのため、体調不良で内科や婦人科などに検査をしてもらっても異常がない場合や、適応障害を含む心の病気が疑われる場合には、精神疾患を専門に扱う精神科や心療内科にすみやかに受診することが大切です。専門医は、現在の症状、発症のきっかけ、心理状態、ライフスタイル、既往歴、性格傾向、周囲の反応などのストレスチェック情報から総合的に診断をしていきます。安心して話をすることができる医師を見つけて適切な治療を受けることが、適応障害を完治するための一番の近道です。また、少しでも症状がみられる場合は、セルフチェックしてみるのも良いでしょう。

専門医による治療の内容

精神科や心療内科で行われる治療法には、薬物療法と心理療法の2つの方法があります。薬物療法では、一人一人の症状に応じて、抗不安薬、抗うつ薬、睡眠薬などの心身の反応を改善するための向精神薬が処方されます。また最近では、精神のエネルギーに注目した漢方薬も多く処方されるようになり、身体面と心身の両面からチェックをして治療を行っています。漢方薬は、向精神薬のような即効性はないものの、心身の不調を穏やかに調整していくことができ、副作用も少ないことから人気を集めています。また、心理療法では、適応能力やストレス処理能力を高めていくために交流分析、行動療法、自律訓練法などが行われます。例えば、交流分析は、他人との交流パターンなど自他をよく知って、自分の心の癖をチェックしていくことができます。行動療法は、身体的行動、言葉による表現、感情表現などを分析して、無意識領域の行動を修正していく効果があります。一番ポピュラーな自律訓練法では、自己に暗示をかけて心身の緊張をときほぐし、リラクゼーションをはかっていくことができます。そのほかにも、家族療法、音楽療法、断食療法、温泉療法など数多くの心理療法があり、複数の治療方法を組み合わせて行っていくことも有効です。